基礎からの英語学習 |
一 覧 |
Day 54
-preferの比較- |
今回はラテン語由来の比較について見ていきます。 またpreferによる比較についてもふれていきます。 |
senior to、junior to(比較) |
「senior」と「junior」はラテン語を由来とする比較級です。「senior」は「年上の」、「junior」は「年下の」という意味があります。そして比較をする場合は、「than」を使わずに「to」を使います。次はラテン語由来の、その他の比較級です。 major(大きい方の) minor(小さい方の) superior(すぐれた) inferior(劣った) prior(前の) posterior(後ろの) He is five years senior to me. (彼は私よりも5歳年上です。) She is junior to me.(彼女は私よりも年下です。) You are superior to me.(あなたは私よりも優れています。) I am inferior to him.(私は彼よりも劣っています。) The constitution is prior to all other laws. (憲法は他の全ての法律に優先します。) メ モ
このようなラテン語の比較級は、語尾が「or」になっているのが特徴です。 |
「prefer」(~のほうを好む)と「rather than」(むしろ~だ) |
「prefer」は「~のほうを好む」という意味を持つラテン語由来の「動詞」です。 比較の意味を含んでいるので、同じ「好む」という意味の動詞「like」とは感じが違います。そして比較をする場合は、上の「1」と同じで「to」を使います。 I prefer tea to coffee.(私はコーヒーよりもお茶のほうが好きです。) I prefer a fountain pen to a ball-point pen. (ボールペンよりも万年筆が好きです。) メ モ
「prefer」の形容詞は「preferable」ですが、これに「to」を続けて比較の文を作ることができます。 また、上の文は比較の対象に「名詞」だけを置いていますが、「動詞」を置くこともできます。その場合は「to+動詞の原形(to不定詞)」を「prefer」に続けます。しかし、2つ目の「to」には、そのまま動詞を続けることができません。後の「to」にも動詞を続けるためには、「rather than」を「to」の前に加えます。 I prefer to stay here rather than to go there. (そこに行くよりもここにいたい。) I prefer to watch TV rather than to study. (勉強をするよりもテレビを見たい。)
メ モ
2つ目の「to」に動詞を続けられないのは、その「to」が前置詞だからです。 ところで、この「rather than」は<A rather than B>という型で、「BよりもむしろA」というように「選択」や「修正」の意味で使うことができます。 He is a teacher rather than a scholar. (彼は学者というよりは教師だ。) It rained rather than snowed.(雪というよりは雨が降っていた。) メ モ
AとBには同じ種類のものをおきます。Aが名詞ならばBも名詞にします。そしてAが動詞ならばBも動詞にします。 She is pretty rather than beautiful. (彼女は綺麗というよりもかわいらしいです。) メ モ
上の文を書き換えると、次のようにすることができます。 |
レッスンの確認問題 |
このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。 チェック 1 prefer の比較について 問題数:4問 選択式問題の解説 チェック 2 rather than の使い方について 問題数:3問 選択式問題の解説 |
ワンランク上の練習問題 |
記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 エクササイズ 1 senior, junior などについて 問題数:5問 記述式問題の解説 エクササイズ 2 prefer の構文について 問題数:5問 記述式問題の解説 |
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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