基礎からの英語学習 |
一 覧 |
Day 59
-分詞と分詞構文- |
今回は分詞についてです。分詞とは何であるかを説明してから、分詞構文についてふれていきます。 |
分詞の種類(現在分詞と過去分詞) |
分詞の種類には、現在分詞と過去分詞の2つがあります。 現在分詞とは、簡単に言うと「動詞のing形」のことです。この他、動名詞も同じ形としてありますが、これら2つを特に区別する必要はありません。 過去分詞とは、簡単に言うと、動詞の語尾に「ed」をつけた形のことです。これは過去形と同じですが、形態上は同じでも過去形とは違います。 これらの分詞は形容詞として使うことができます。その場合、1語(分詞のみ)ならば名詞の前に置いて、その名詞を修飾します。しかし、他の語句が加わると、名詞の後ろに置いて修飾します。 それから、分詞にはもう1つ分詞構文としての使い方があります。次にこの分詞構文について見ていきます。 メ モ
動詞の規則変化と不規則変化については基礎からの英語学習Day2を参照してください。 |
分詞構文 |
分詞構文は、接続詞的に使うことができます。しかし、文語的になります。 分詞構文では、まず現在分詞か過去分詞を文頭におきます。そして分詞構文は普通、「,」で区切ります。 意味は主に「~をしたとき」というように「when」の意味や、「理由」の他、「~をしながら」というように「付帯状況」を表します。しかし、どの意味なのかは文脈で判断しなければなりません。 メ モ
現在分詞は能動的で、過去分詞は受動的な意味があります。 次は現在分詞による分詞構文の例です。 Seeing him, she smiled at him. (= When she saw him, she smiled at him.) (彼を見たとき、彼女は彼に微笑みました。) Reading a magazine, he felt hungry. (= While he was reading a magazine, he felt hungry.) (雑誌を読んでいるときに、彼は空腹を感じました。)
次は過去分詞による分詞構文の例です。 Asked some questions, she was not able to answer. (= When she was asked some questions, she was not able to answer.) (いくつか質問を聞かれたとき、彼女は答えることができなかった。)
さらに分詞構文の例を見ていきます。 Being a teacher, he has to study teaching methods. (= Since he is a teacher, he has to study teaching methods.) (彼は先生なので、教授法を勉強しなければなりません。) Having much time, she was happy. (= Since she had much time, she was happy.) (時間がたくさんあったので、彼女はうれしいと感じていました。) Looking at me, he waved his hand. (彼は私のほうを見ながら、手を振りました。) メ モ
文の中で分詞構文をおく位置は特に決まっていません。文の意味の流れを考えた順序でおきます。 ところで、次のような完了形の分詞は、もう一方の文(主節)の動詞よりも、時間的にさらに以前の時を表します。 Having received an email, I deleted it. (= After I had received an email, I deleted it.) (Eメールを受信した後で、私はそれを削除しました。) メ モ
分詞構文には接続詞を加えている場合があります。それはそうすることで、意味がわかりやすくなるからです。 |
レッスンの確認問題 |
このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。 チェック 1 現在分詞と過去分詞について 問題数:6問 選択式問題の解説 チェック 2 分詞構文について 問題数:4問 選択式問題の解説 |
ワンランク上の練習問題 |
記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 エクササイズ 1 分詞構文について 問題数:5問 記述式問題の解説 |
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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