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almost は「ほとんど」という意味があります。
また「たいてい」という意味もあります。
それでは例文を書いてみます。
Summer is almost over.
(夏はほとんど終わりました)
This is almost correct.
(これは大体合っています)
[correct = 正しい、正確な]
注意することは almost は副詞であって形容詞ではないということです。
almost はその意味上、形容詞として名詞の前において使えるように思えますが、副詞ですのでそのような使い方はできません。
ただし、all などの前に almost をおいてから使うことはできます。
その例文も次に書いてみます。
Almost all the students go on a school excursion
(ほとんどの学生は修学旅行へ行きます)
[a school excursion = 修学旅行]
nearly について
nearly にも「ほとんど」といった意味があります。
そしてその「ほとんど」という意味では、almost と同じように使うことができます。
たとえば次のような例文があります。
She is nearly blind.
(彼女はほとんど目が見えません)
[blind = 目の見えない]
We are nearly at the top of the mountain.
(私たちはほとんど山の頂上にいます)
ただし、almost と nearly は両方とも否定形の動詞(don't や didn't を使った文)で使うことができますが、否定語(no や none, nothing)では「almost」を使います。
これは、almost に否定語をつけて「ほとんど〜でない」という意味の表現をする方法です。
(この意味では「hardly」を使って書き換えることもできます。)
この例文を書いてみます。
○ He knows almost nothing.
(彼はほとんど知りません)
× He knows nearly nothing.
また、「almost には all などをつけて使うことができる」と前に書きましたが、nearly も同じようにして後ろにつけて使うことができます。
ただし、「any」については「almost」でしか使うことができません。
○ We listen to almost any kind of music.
(私たちはほとんどすべての種類の音楽を聞きます)
× We listen to nearly any kind of music.
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もう少しで〜しそうだった
よく会話で使われる表現で「もう少しで遅刻しそうだった」というのがあると思います。
他にも「もう少しでバスに乗り遅れそうになった」などもあると思います。
これらは「〜しそうだったけれども、何とか間に合った(うまくいった)。」という表現ですが、こういう表現も almost や nearly を使ってあらわすことができます。
たとえば次の文を見てください。
I was late for school.
(私は遅刻した)
この文では「すでに遅刻してしまった」ことを意味しますが、これに「almost」を加えると次のような文になります。
I was almost late for school.
(私はもう少しで遅刻するところだった)
この文の意味は「もう少しで遅刻するところだった」ということで、結局は何とか間に合ったことを意味しています。
このように almost を使うことで日常よく使われる表現の1つをあらわすことができます。
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almost と nearly について少しまとめてみます。
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