助動詞にはいっていきます。
助動詞は、動詞だけでは表現することができない文を助動詞を加えることによってその表現ができるように助けます。
助動詞といってもその種類は can , will , must , may , shall などがありますが、今回は will と その過去形 would について書いてみます。
また今回のとの would を使った表現のしかたは日常の会話でもよく使われるものです。
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will については前回のDay7でもふれましたが、その時は未来形の文を表現するための will の使い方でした。
ですが will には未来形の表現以外にも使い方があります。
そのうちの意志未来はよく使われる表現です。
意志未来は、主語の意図「〜します」や「〜するつもり」をあらわします。
語順はDay7の中で書いたのと同じで<主語+will+動詞の原形>になります。
I will give you my answer tomorrow.
(明日返事をします)
I will call you later.
(後で電話をします)
I will go to bed early tonight.
(今夜は早くに寝ます)
「意志未来」と言葉自体は難しく思うかも知れませんが、あくまでもその人の意図をあらわすということです。
難しくは考えないでください。
See you. について
よく使われる表現に See you. があります。
知らない人はいないくらいだと思います。
See you later.
(後でまた会いましょう)
ですがこの表現も I will が省略されたものなのです。
I will see you later.
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★<疑問形にした意志未来>
意志未来を疑問形にするとどうなるでしょうか?
意志未来を疑問形にすると「〜しますか」といった相手の意図をたずねたり、「〜しませんか」と相手にものを勧めたり、「〜してくれませんか」とものを頼んだりする表現をします。
Will you come to the party ?
(パーティーには来ますか)(意図)
Will you have some more ?
(もう少し食べていきませんか)(勧め)
ここで will の代わりに won't を使って「Won't you 〜」にすると「Will you 〜」よりも親しみのこもった表現になります。
Will you do me a favor ?
(お願いがあるのですが)(頼む)
Will you open the window ?
(窓をあけてくれませんか)(頼む)
Will you show me the way ?
(道を教えてもらえませんか)(頼む)
これらは会話でよく使われることがある便利な表現です。
一人称 (I/we)の意志未来の疑問形
I や we を使った意志未来を疑問形にした場合は、will ではなくて shall を使います。
そしてその場合は「〜しましょうか」という意味になります。
Shall I help you ?
(お手伝いしましょうか)
「Shall I 〜 ? 」は「私が〜しましょうか」と覚えると便利です。
この場合以外でも shall を使うことができますが、その場合は文語調の文になります。
shall についてはDay9でふれます。
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would は will の過去形ですが will の過去形としての使われ方の他にもいろいろあります。
難しいと思ったらは読み飛ばして次のに進んでも構いません。
★<ていねいな表現にする>
上の will の中で書いた疑問形にした意志未来の文で、
Will you come to the party ?(パーティーに来ますか)の will を
Would you come to the party ? のように would にすると、
(パーティーにいらっしゃいますか)というていねいな表現になります。
過去の推量をあらわします
「〜だっただろう」と過去の推量をあらわします。
He would be 60 years old when he died.
(彼が死んだときには60歳になっていただろう)
現在の時点での推量をあらわします
ただし、意味的には弱い推量をあらわします。
That would be nice.
(よさそうな提案を受けた後で「それはいい」という意味になります)
過去の断続的な習慣をあらわします
これはDay6の最後でもふれましたが断続的な過去の習慣を表現して「よく〜したものだった」という意味になります。
I would (often) go swimming when I was a child.
(子供のころ私はよく泳ぎに行ったものだ)
過去の時点での頑固な意図をあらわします
過去の時点においての頑固な意図「どうしても〜しようとしなかった」をあらわします。
The door wouldn't open.
(ドアはどうしても開かなかった)
他にも would の表現のしかたとして仮定法で使う would や文の前後(主節と従節)の時間(時制)の一致のためにおこった will の過去形としての would などがありますが、これらについてはまた後で詳しくふれていきたいと思います。
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「〜したい」や「〜がほしい」という表現をします。
この表現は会話でもよく使われる表現です。
覚えていて絶対に損はありません。
I want to 〜 や I like to 〜 などよりも使われます。
基本的な使い方は下のようになります。
coffee や tea などは不可算名詞(数えられない名詞)なので通常は冠詞(a/an/the)をつけられませんが、店などで注文するときなどは「1杯の〜」という意味で冠詞をつけて表現できます。
この場合で「2杯のコーヒー」は two coffees になります。
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数えられない名詞を数えたい場合
数えられない名詞を数えるときは、普通 a cup of 〜 や a bottle of 〜 などを使って数えられるようにします。
a cup of coffee(コーヒーを1杯)
a bottle of beer(ビールを1瓶)
a glass of wine(グラス1杯のワイン)
複数をあらわす場合は a cup of などを複数形にします。
two cups of coffee(コーヒーを2杯)
two bottles of beer(ビールを2瓶)
three glasses of wine(グラス3杯のワイン)
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I'd like to の例文です
<〜したい>
I'd like to watch a soccer game on TV tonight.
(今夜私はテレビでサッカーの試合をみたいです)
I'd like to see a movie.
(映画を見に行きたいです)
<〜がほしい>
I'd like a coffee.
(コーヒーが飲みたいです)
I'd like a drink.
(飲み物がほしいです)
I'd like to と I want to
I want to は I'd like to と同じ使い方で同じ意味「〜したい」や「〜がほしい」をあらわします。
形も同じです。
「〜したい」→ <主語+want to+動詞の原形>
「〜がほしい」→ <主語+want+名詞>
ですが、I'd like to のほうがずっとていねいな言い方になります。
I'd like to see a movie.
↓
I want to see a movie. よりもていねいな言い方です。
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I'd like you to は「私はあなたに〜してほしい」という意味になります。
物事を頼みたい相手を I'd like to の like の次においてあらわします。
形は<I'd like+頼みたい相手+to+動詞の原形>になります。
I want to も I want ... to 〜 の形になって同じように表現できます。
<I want+頼みたい相手+to+動詞の原形>
もちろんこの場合も I'd like ... to 〜 の方が I want ... to 〜 よりもていねいな言い方になります。
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I'd like ... to 〜 の例文です
I'd like you to meet him.
(彼に会ってみてください)
I'd like her to study English.
(彼女に英語を勉強してもらいたい)
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上で学習した would like to の表現の疑問形にあたります。
意味は「〜はいかがですか」と勧めることをあらわすのとは他に「〜しませんか」と人を誘ったりすることもあらわします。
この表現は人を映画や食事に誘うのに日常よく使われる表現です。
それでは基本的な使い方です。
上は人を誘ったりする表現で下は人に何かを勧める表現です。
Would you like to ...? の例文です
<〜しませんか>
Would you like to come with me ?
(私と一緒に行きませんか)
Would you like to eat out with me ?
(私と一緒に食事をしに行きませんか)
[eat out = 外食する]
Would you like to open the door ?
(ドアを開けてくれませんか)
<〜はいかがですか>
Would you like some more coffee ?
(コーヒーをもう少しいかがですか)
Would you like a cookie ?
(クッキーはいかがですか)
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