英語喫茶~英語・英文法・英会話~
基礎からの英語学習

英語喫茶基礎からの英語学習>過去進行形とused to Day4



86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

Day 4

過去進行形とused to

 今回も過去を表す表現ですが、過去進行形の意味とその作り方について見ていきます。
 またused toによる過去の習慣表現についてもふれていきます。

基礎からの英語学習-第4項目目

過去進行形


   Day2でふれている現在進行形と同じように、過去進行形は過去のある時点でちょうど何かをしていることをあらわします。
 型は<主語+be動詞の過去形+現在分詞(動詞のing形)>です。
 現在進行形との違いは、be動詞を過去形にすることです。

 She was reading the newspaper at 9:30 last night.
 (彼女は昨日の夜9:30に新聞を読んでいました。)
 I was watching a soccer match on TV at nine last night.
 (私は昨日の夜9時にテレビでサッカーを見ていました。)

 Were you watching a baseball game on TV yesterday evening?
 (あなたは昨日の夕方にテレビで野球の試合を見ていましたか。)
 No, I wasn't. I wasn't watching a baseball game on TV yesterday evening.
 (いいえ。私は昨日の夕方にテレビで野球の試合を見ていませんでした。)


 (参照:過去進行形の詳細は英語の時間的感覚(6.2.2.以降))






基礎からの英語学習-第5項目目

はっきりとした過去の習慣


   はっきりとした過去の習慣的な動作や状態をあらわすときは「used to」を使います。この「used to」は「以前はよく~をした」というように、現在と対比させた意味になります。
 これは、「以前はよく~をした(けれども現在はしていない)」という意味で使うことになります。したがって、現在も同じことを続けていることがわかっている場合は、この「used to」を使うことができません。
 また型として、「to」の後ろには動詞が続きます。

 I used to go skiing every Sunday in winter.
 (私は毎週日曜日にスキーに行ったものだ。)
 (現在はスキーに行っていないという意味が含まれます。)
 I used to live in Hakodate.(私はかつて函館に住んでいました。)
 (現在は函館に住んでいないという意味が含まれます。)

 (参照:used toの詳細は英語の時間的感覚(2.3.1.))


 「used to」と似た形で「be used to」というのがあります。
 しかし、意味は全く違って「~に慣れている」です。形容詞の「accustomed」と同じです。(「be used to」の「to」は前置詞なので後ろには名詞や動名詞が続きます。)
 このことについては、下の「4」のところで説明を加えています。








英文法の休息





基礎からの英語学習-1項目目

used toとwould


   「used to」は過去の習慣を表しますが、「would」も過去の習慣をあらわすために使うことができます。
 ここでは「used to」の理解を深めるために、「would」と比較しながら見ていきます。
 「would」は「used to」とは違い、現在との対比という意味は薄いです。単に回顧的に過去を出来事をあらわす意味があります。
 まずは次の「used to」の例を見てください。

 I used to play soccer.
 (私は以前サッカーをしていました。)
 I used to go skiing every Sunday in winter.
 (冬の毎週日曜日に私は以前スキーに行ったものだ。)

 これらを「used to」の代わりに「would」を用いて書き換えた場合は、次のようになります。

 I would play soccer when I was a high school student.
 (私は高校生のとき、サッカーをしていました。)
 I would go skiing every Sunday in winter when I was a child.
 (私は子供のとき、冬の毎週日曜日にスキーに行ったものだ。)

 「would」の2例では、when I was~のように特定の過去を示す副詞を加えています。これは「would」が「used to」のように現在との対比を含んでいないからで、特定の過去を続けることが普通となってくるからです。


 (参照:used toとwouldの詳細は、英語の時間的感覚(2.3.1.))


 「would」であらわす習慣は、個人的な思い出によく使われます。したがって「人」以外の主語はあまり使われません。

 また、「would」は「used to」とは違い、現在でも同じことを続けているかどうかが、あいまいになります。
 現在は続けていないことがはっきりしている場合は、「used to」を使います。

 (参照:助動詞wouldについての詳細は、法助動詞(3.1.))






基礎からの英語学習-第2項目目

「~に慣れている」について


   「2」で「~に慣れている」の意味の「be used to」について少しふれましたが、「慣れる」という意味では「get used to」もあります。
 違いは「be used to」は「~に慣れている」というようにすでに慣れている状態をあらわします。
 それに対して「get used to」は不慣れだったものが「慣れる」というように、「変化」を意味します
 次に2つを比較しながら見ていきます。

 I'm used to driving.
 (私は運転に慣れています。)
 You will soon get used to driving.
 (あなたはすぐに運転に慣れるでしょう。)

 She is used to working in the office.
 (彼女はそのオフィスで働くことに慣れています。)
 She got used to working in the office.
 (彼女はそのオフィスで働くことに慣れました。)

 過去の習慣を表す「used to」の「to」の後には動詞を続けますが、この「be used to」または「get used to」の「to」の後には、名詞や「ing形」の動詞を続けます。


 この場合の「ing形」の動詞は、「動名詞」といいます。
 また、進行形に使う動詞は同じ「ing形」でも「現在分詞」といいます。
 見た目には現在分詞と動名詞の区別はできませんし、また意味も似た点があります。特に2つを区別する必要はありませんので、ここでの文法学習でも意識する必要はありません。












今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





基礎からの英語学習Day4カット  






<前へ> <目次へ> <次へ>

<英語喫茶トップページへ>




 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます