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基礎から英文法をマスター
Day 10
提案のshallと助言のshould(助動詞)
今回は英語の助動詞shallの使い方についてです。
提案の意味を表すshallについてと、shallの過去形shouldについて見ていきます。
このshouldは助言を表すことができます。
1「shall」
また単純に未来を表す場合は「shall」が使われていましたが、最近は人称に関係なく「will」がよく使われています。
そこでここでは、「shall」を疑問文で使って「私がしましょうか」というように、提案をする表現についてふれていきます。
型は<Shall+Iまたはwe+動詞の原形>です。


Shall I help you?(手伝いましょうか。)
Shall I read to you ?(あなたに読んで聞かせましょうか。)
答え方は、Yes, please.「はい、お願いします。」や、No, thank you.「いいえ、結構です。」などがあります。
Shall we make it Monday?(それは月曜日にしましょうか。)
Shall we go to the movies?(映画を見に行きませんか。)
Shall we go home?(帰りましょうか。)
「Shall we ~ ?」は、「Let's+動詞」と同じ意味で会話では使われます。
(参照:shallの詳細については、法助動詞(4以降)。)

2「shall」の過去形「should」
「助言」の意味で使われることが多いですが、形は過去形でも話していることは現在の時点です。
型は<主語+should+動詞の原形>で、shouldに動詞を続けるだけです。
否定形は「should not (またはshouldn't)」になります。
It was a good movie. You should see it.
(それはいい映画でしたよ。見たほうがいいですよ。)
You should apologize to her for your behavior.
(彼女にあなたの行動について謝ったほうがいい。)
[apologize = 謝る<apologize+to人+for事>、behavior = 態度;行動]
You should see a doctor.(医者にみてもらったほうがいいですよ。)
[see(consult) a doctor = 医者にみてもらう]
「should」は「~をするはずだ」や「たぶん~だろう」というように、「推量」を表すこともできます。確信度はDay11でふれる「may」よりも強いですが、Day13の「must」よりは弱いです。
また、形は過去形でも現在のことを表します。
She is coming by car. She should arrive in twenty minutes.
(彼女は車で来ます。20分で到着するはずです。)
According to the weather forecast, it should rain today.
(天気予報によれば今日は雨が降るはずだ。)
(参照:このshouldの詳細は、法助動詞(5.1.2.)。)
「should」の否定は「should not(短縮形はshouldn't)」になります。
そうすると、「~をしないほうがいいですよ」となります。
You shouldn't stay at home all day long.
(一日中家にいてはだめですよ。)
[all day long = 一日中]
She shouldn't speak so loudly.
(彼女はあんな大きな声で話さないほうがいい。)
「ought to」も「should」と同じように「~をしたほうがいい」という助言の意味で使うことができます。
型は<主語+ought to+動詞の原形>で、「ought to」の後に、動詞を続けます。しかし「should」のほうがよく使われます。
It was a good movie. You ought to see it.
(それはいい映画でしたよ。見たほうがいいですよ。)
(参照:ought toの詳細については、法助動詞(8以降)。)
英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。
「will」と「shall」について(英語学習の豆知識M-1b)

shall の使い方について
問題数:5問
選択式問題の解説

should の使い方について
問題数:5問
選択式問題の解説
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
