今回も接続詞についてです。
not onlyとbecauseやbefore、afterの基本的な接続詞についてみていきます。
not only A but also B(AばかりでなくBも)
これは「AばかりでなくBも」という意味です。
not only A で「Aだけではない」という意味です。そしてbut also Bで、「しかしながらBも」という意味です。このとき「also」は省略される場合もあります。
She not only did not eat but also did not drink.
(彼女は食べなかったばかりでなくて飲むこともしなかった。) Not only you but also he was absent from the lecture.
(あなたばかりでなくて彼も講義を欠席しました。)
I didn't go to the party, because I was tired.
(私は疲れていたので、パーティーへは行きませんでした。)
I opened the window because it was very hot in the classroom.
(教室がとても暑かったので、私は窓を開けました。)
The baseball game was canceled because of rain.
(雨のために野球の試合は中止になった。)
また、「because」の前に否定語があると、その否定の意味が「because」に及ぶ場合があります。
たとえば I didn't come here because I wanted to see her. は「私は彼女に会いたかったので、ここへ来ませんでした。」という意味にすることができますが、「私は彼女に会いたかったために、ここへ来たのではありませんでした。」という意味にすることもできます。これは「ここへ来たこと」は確かだけれども、その理由は「彼女に会うためではなかった」ということです。
このように後の意味は、否定語(didn't)が「because」に及んでいるとみた場合になります。これは次のようにすることもできます。
It was not because I wanted to see her that I came here.
I always have breakfast before I go to school.
(私はいつも学校に行く前に朝食をとります。)
Do it now before you forget.(忘れないうちに、それを今やりなさい。)
I will clean my room before you come home.
(あなたが家に来る前に私は部屋を掃除しておきます。)
「before」の後の動詞は、たとえ未来のことでも現在形を使います。
上の I will clean my room before you come home. は You will come home. と I will clean my room. が一緒になった文と考えることができます。しかし、「before」の後では現在形を使うので「will」を取っています。
We went home after we saw the movie.
(映画を見た後で家に帰りました。)
I was very tired after I went shopping.
(私は買い物に行った後でとても疲れた。)
文法的にこだわると、時間的な前後関係を表すために「過去からみた過去」という意味で、過去完了形を「after」の後に使うことになります。
たとえば上の I was very tired after I went shopping. では、「after」以下が時間的に前の文の過去よりも、さらに過去の意味を表していますので、I was very tired after I had gone shopping. になります。