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Day 72 | ||
−助動詞と完了形− | ||
今回は助動詞にhave+過去分詞が続いた用法についてふれていきます。may、can't、mustに、have+過去分詞が続く用法についてふれていきますが、shouldについては前回のDay71でふれています。 |
may have+過去分詞(「may」の応用) |
「may have+過去分詞」は、「〜をしたかもしれない」という意味です。これは、過去のことに対しての「推測」を表します。 She may have forgotten about it.(彼女は忘れたのかもしれない。) He may have read my diary already. (彼はすでに私の日記を読んでしまっただろう。) 前回のDay71でふれた「should have+過去分詞」も同じ意味で使うことができますが、「推測」の意味では、この「may have+過去分詞」のほうを使い、「should have+過去分詞」は「後悔」や「非難」を表す場合に使います。
このように、「may have+過去分詞」は過去のことに対しての「推測」なので、次のように「possible」を使って表すことができます。 It is possible that she forgot about it. 「that」の後は過去形ですが、その前は現在形になります。
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can't have+過去分詞(「can」の応用) |
「can't have+過去分詞」で、「〜をしたはずがない」という意味になります。これは過去のことに対しての「推測」を表します。 この意味は上の「may have+過去分詞」と似ていますが、肯定の意味の場合は上の「may」を使います。そして否定の意味の場合は、この「can't」のほうを使います。 They can't have seen it.(彼らがそれを見たはずがない。) Mary can't have told a lie. (メアリーがうそをついたはずがない。) 「can't have+過去分詞」は、次のように「possible」を使って書き換えることができます。 It is not possible that they saw it. 「that」の後は過去形になります。そしてその前は現在形ですが、否定になっています。
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must have+過去分詞(「must」の応用) |
「must have+過去分詞」で、「〜だったにちがいない」という意味になります。 これは過去のことに対しての「推測」を表すことができます。 しかし推測の意味でも、「〜にちがいない」というように「断定」をすることになります。当然、「1」の「may have+過去分詞」よりも強い意味になります。 She must have dreamed.(彼女は夢を見たに違いない。) They must have been pleased.(彼らは喜んだことだろう。)
「must have+過去分詞」は、次のように書き換えることができます。 この場合「断定」を意味するので「may」や「can」とは異なり、「possible」ではなく「certain」のほうを使います。 It is certain that she dreamed. 「that」の後は過去形になります。その前は現在形です。 |