英語学習の参考説明 |
一 覧 |
B-3. 分詞構文について |
b. 分詞構文と接続詞について |
分詞構文(participial construction)とは、分詞の節が主に副詞節として、時や理由を表すことをいう。分詞構文には時折、その前に接続詞が置かれることがあるのだが、ここではそのことについて説明をする。 まず、分詞構文の例を示す。 (1) a. Arriving at the station, he found his train gone. (駅についたとき、彼の列車は出発していた。) b. Working hard, you will complete the task before noon. (一生懸命やれば、昼までにその仕事が完了するだろう。) 2例は現在分詞による分詞構文だが、過去分詞を用いた分詞構文もある。そしてこれらは、時、理由、条件、譲歩、付帯状況を表す。 しかしその表す意味については、文脈から判断することになる。したがって、その意味については、時折あいまいになる場合がある。そこで、そのあいまいさをなくすために、分詞構文の前に接続詞を置くのである。次はその例である。 (2) a. Watching television, I fell asleep. b. While watching television, I fell asleep. (テレビを見ている間に、私は眠ってしまいました。) c. While I was watching television, I fell asleep. (2a)は分詞構文のみの例で、(2b)がその前に接続詞を置いた例である。(2c)は分詞構文の代わりに接続詞を用いた例である。 (2a)の意味を明確にするために、(2b)のようにしているのだが、このようにして接続詞が分詞構文の前に置かれる例を見ることになるのである。 ただ、このような分詞構文は、roughly speaking「おおざっぱに言えば」やtalking of「~と言えば」などの慣用表現を除けば、書き言葉向きである。話し言葉では通常、(2c)のように接続詞を代わりに用いて表す。 メモ 副詞節の主語と主節の主語が同じ場合に、その主語とbe動詞がよく省略される。そこで接続詞付きの分詞構文は、そのような省略が生じた場合とも考えられる。 上の場合、(3b)は(3c)の省略とも考えられる。 (4) While ( I was ) watching television, I fell asleep. 参照 分詞と分詞構文(基礎から英語学習Day59) 分詞構文と完了形 |
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