
英語学習の豆知識
M-2 名詞について
e. 所有格と無生物を表す名詞について
英語の名詞の格には、主格、所有格、目的格の3つがあります。
このうち所有格の形は、基本的に名詞の語尾に「's」がつきます。そして意味は、「~の」を表します。
しかしこの形をとるのは、主に生物を表す名詞の場合です。無生物を表す名詞については、「of+名詞」の形をとることが多いです。
ここでは無生物を表す名詞と所有格について、「of+名詞」と「's」の形の使用関係について説明をしていきます。
1.生物を表す名詞の所有格の形
生物を表す名詞の所有格は、基本的に名詞の語尾が「's」の形になります。
たとえば次のような例です。
cat's
dog's
John's
2.無生物を表す名詞の場合
無生物を表す名詞の場合は、「of+名詞」の形をとることが多いです。
たとえば次のような例です。
the roof of a car
(車の屋根)
the foot of a mountain
(山のふもと)
3.無生物を表す名詞の所有格について
無生物を表す名詞は、「's」の形をとる場合もあります。
その基本的な用法としては次のような場合があります。
(1)地名や地域など
Europe's future
(ヨーロッパの将来)
Japan's economy
(日本の経済)
the earth's surface
(地球の表面)
(2)時間、距離、重さ、価格など
時間や距離、重さ、価格などを表す名詞も所有格をとります。
この場合は所有よりは、形容詞的要素を含むようになります。
five minutes' walk
(歩いて5分)
five miles' distance
(5マイルの距離)
a pound's weight
(1ポンドの重さ)
today's paper
(今日の新聞)
(3)擬人化や慣用表現
Fortune's smile
(運命のほほえみ)
by a hair's breadth
(間一髪のところで)
4.無生物を表す名詞の所有格と「of+名詞」の形の使い分け
これまでの説明のように無生物を表す名詞は「of+名詞」の形を使うことが多いですが、上の3の(1)から(3)のように所有格を使う場合もあります。
所有格の使用に関し、それら(1)から(3)の用法は基本的事項ですが、これらの他にも所有格を使う場合があります。
たとえば次のような例です。
a bottle's mouth
(瓶の口)
the war's end
(終戦)
これらは特に何の制約もない所有格になります。
無生物名詞の所有格には、用法の基本的事項はありますが、このように使われてもいます。
最近の英語では、無生物名詞に所有格を用いることは傾向としてあることが言われています。
※所有格は複合名詞や語群にも使われます。
この場合、最後に「's」を付けます。
たとえば次のような例があります。
my father-in-law's croft
(私の義父の小作地)
somebody else's hat
(誰かほかの人の帽子)
※生物を表す名詞の所有格の意味と用法については次を参照してください。
所有格の意味と用法(英語学習の豆知識)
名詞の格については次を参照してください。
名詞の格(主語、所有、目的語)(英文法の解説)
このうち所有格の形は、基本的に名詞の語尾に「's」がつきます。そして意味は、「~の」を表します。
しかしこの形をとるのは、主に生物を表す名詞の場合です。無生物を表す名詞については、「of+名詞」の形をとることが多いです。
ここでは無生物を表す名詞と所有格について、「of+名詞」と「's」の形の使用関係について説明をしていきます。
1.生物を表す名詞の所有格の形
生物を表す名詞の所有格は、基本的に名詞の語尾が「's」の形になります。
たとえば次のような例です。
cat's
dog's
John's
2.無生物を表す名詞の場合
無生物を表す名詞の場合は、「of+名詞」の形をとることが多いです。
たとえば次のような例です。
the roof of a car
(車の屋根)
the foot of a mountain
(山のふもと)
3.無生物を表す名詞の所有格について
無生物を表す名詞は、「's」の形をとる場合もあります。
その基本的な用法としては次のような場合があります。
(1)地名や地域など
Europe's future
(ヨーロッパの将来)
Japan's economy
(日本の経済)
the earth's surface
(地球の表面)
(2)時間、距離、重さ、価格など
時間や距離、重さ、価格などを表す名詞も所有格をとります。
この場合は所有よりは、形容詞的要素を含むようになります。
five minutes' walk
(歩いて5分)
five miles' distance
(5マイルの距離)
a pound's weight
(1ポンドの重さ)
today's paper
(今日の新聞)
(3)擬人化や慣用表現
Fortune's smile
(運命のほほえみ)
by a hair's breadth
(間一髪のところで)
4.無生物を表す名詞の所有格と「of+名詞」の形の使い分け
これまでの説明のように無生物を表す名詞は「of+名詞」の形を使うことが多いですが、上の3の(1)から(3)のように所有格を使う場合もあります。
所有格の使用に関し、それら(1)から(3)の用法は基本的事項ですが、これらの他にも所有格を使う場合があります。
たとえば次のような例です。
a bottle's mouth
(瓶の口)
the war's end
(終戦)
これらは特に何の制約もない所有格になります。
無生物名詞の所有格には、用法の基本的事項はありますが、このように使われてもいます。
最近の英語では、無生物名詞に所有格を用いることは傾向としてあることが言われています。
※所有格は複合名詞や語群にも使われます。
この場合、最後に「's」を付けます。
たとえば次のような例があります。
my father-in-law's croft
(私の義父の小作地)
somebody else's hat
(誰かほかの人の帽子)
※生物を表す名詞の所有格の意味と用法については次を参照してください。
所有格の意味と用法(英語学習の豆知識)
名詞の格については次を参照してください。
名詞の格(主語、所有、目的語)(英文法の解説)
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