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分詞構文は、接続詞的に使うことができます。
作り方は現在分詞か過去分詞のどちらかを文頭に置いていきますが、分詞構文は普通、「,」で区切ります。
意味は主に「~をしたとき」というように「when」の意味や、「理由」の他、「~をしながら」というように「付帯状況」を表します。
しかし、どの意味なのかは文脈で判断しなければなりません。
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分詞構文を使うと、その文は文語的になります。
また、現在分詞には能動的、過去分詞には受動的な意味があります。
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次は現在分詞による分詞構文の例です。
Seeing him, she smiled at him.
(= When she saw him, she smiled at him.)
(彼を見たとき、彼女は彼に微笑みました。)
Reading a magazine, he felt hungry.
(= While he was reading a magazine, he felt hungry.)
(雑誌を読んでいるときに、彼は空腹を感じました。)
Reading a magazine, he felt hungry. |
朱色の語句が分詞構文です。(現在分詞は能動的意味です。) |
次は過去分詞による分詞構文の例です。
Asked some questions, she was not able to answer.
(= When she was asked some questions, she was not able to answer.)
(いくつか質問を聞かれたとき、彼女は答えることができなかった。)
Asked some questions, she was not able to answer. |
朱色の語句が分詞構文です。(過去分詞は受動的意味です。) |
さらに分詞構文の例を見ていきます。
Being a teacher, he has to study teaching methods.
(= Since he is a teacher, he has to study teaching methods.)
(彼は先生なので、教授法を勉強しなければなりません。)
Having much time, she was happy.
(= Since she had much time, she was happy.)
(時間がたくさんあったので、彼女はうれしいと感じていました。)
Looking at me, he waved his hand.
(彼は私のほうを見ながら、手を振りました。)
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文の中で分詞構文をおく位置は特に決まっていません。文の意味の流れを考えた順序でおきます。
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ところで、次のような完了形の分詞は、もう一方の文(主節)の動詞よりも、時間的にさらに以前の時を表します。
Having received an email, I deleted it.
(= After I had received an email, I deleted it.)
(Eメールを受信した後で、私はそれを削除しました。)
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分詞構文には接続詞を加えている場合があります。それはそうすることで、意味がわかりやすくなるからです。
While watching television, I fell asleep.
(テレビを見ている間に、私は眠ってしまいました。)
しかし副詞節において、主節の主語と同じ場合に、主語とbe動詞が省略されるので、その省略とも考えられます。
While speaking English, I was not able to remember words.
(= While ( I was ) speaking English, I was not able to remember words.)
(英語を話している間、私は単語を思い出すことができませんでした。)
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