親友の頼み事
―Three cats were in Rickey's office. Rickey hadn't come back yet.―
"I won't live so long," Bronx said.
Buttered looked sad beside Bronx.
"What do you mean?"
"Just as I said. What I wanted to say is I'll leave you behind."
"Because of sickness?"
"Yeah."
"If you don't mind … what's the matter?"
"I don't know well. The human being said something. It was a term. But I can understand it was about me."
"Oh …"
"Can I ask you a favor?"
"What?"
"I won't be able to come to the university as often as I used to. If I'm in the campus, can you treat me as usual? Not as a sick cat."
"… I know what you mean, but …"
"Don't hesitate to contact me."
"… I know, Bronx."
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<今日の単語>
term 専門的な用語
treat 取り扱う、待遇する
contact 接触する
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<今日の日本語訳>
―リッキーの研究室には3匹の猫がいた。リッキーは図書館からまだ戻ってきてはいない。―
「俺はもう長くないだろう。」とブロンクスが言った。
横でバタードが寂しそうな表情をしている。
「どういうこと?」
「そういうことだよ。言いたかったことは、俺はそのうちみんなの前からいなくなるってことさ。」
「病気のため?」
「あぁ。」
「もしも気にしないのなら...何の病気?」
「それはよくわからない。人間の言うことだから。専門的な言葉だ。けれども自分でははっきりわかっている。」
「そんな...。」
「そこでシェリーに頼みがあるんだ。」
「頼み?」
「俺はもう前のようにここへは頻繁に来ることはできないだろう。もしも俺が大学に来ていたときは、またいつものような対応をしてくれないか? 病気をしている猫じゃなくて。」
「...。いいたいことはわかったよ。けれど...。」
「変に気を使わないでくれということさ。」
「...わかったよ、ブロンクス。」
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<今日の日本語訳&英語訳>
―リッキーの研究室には3匹の猫がいた。リッキーは図書館からまだ戻ってきてはいない。―
―Three cats were in Rickey's office. Rickey hadn't come back yet.―
「俺はもう長くないだろう。」とブロンクスが言った。
"I won't live so long," Bronx said.
横でバタードが寂しそうな表情をしている。
Buttered looked sad beside Bronx.
「どういうこと?」
"What do you mean?"
「そういうことだよ。言いたかったことは、俺はそのうちみんなの前からいなくなるってことさ。」
"Just as I said. What I wanted to say is I'll leave you behind."
「病気のため?」
"Because of sickness?"
「あぁ。」
"Yeah."
「もしも気にしないのなら...何の病気?」
"If you don't mind … what's the matter?"
「それはよくわからない。人間の言うことだから。専門的な言葉だ。けれども自分でははっきりわかっている。」
"I don't know well. The human being said something. It was a term. But I can understand it was about me."
「そんな...。」
"Oh …"
「そこでシェリーに頼みがあるんだ。」
"Can I ask you a favor?"
「頼み?」
"What?"
「俺はもう前のようにここへは頻繁に来ることはできないだろう。もしも俺が大学に来ていたときは、またいつものような対応をしてくれないか? 病気をしている猫じゃなくて。」
"I won't be able to come to the university as often as I used to. If I'm in the campus, can you treat me as usual? Not as a sick cat."
「...。いいたいことはわかったよ。けれど...。」
"… I know what you mean, but …"
「変に気を使わないでくれということさ。」
"Don't hesitate to contact me."
「...わかったよ、ブロンクス。」
"… I know, Bronx."
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★ポイント1
"Just as I said. What I wanted to say is I'll leave you behind."
「そういうことだよ。言いたかったことは、俺はそのうちみんなの前からいなくなるってことさ。」
What I wanted to say is ~ で、「私の言いたかったことは~です。」という意味で使うことができます。
「~」には、「主語+動詞」を続けることができます。
I don't have enough money, but I want to buy it.
(私は十分なお金を持っていません。けれどもそれを買いたいです。)
What do you mean?
(どういうつもりですか?)
What I wanted to say is I want to borrow money.
(つまり私の言いたかったことは、お金を借りたいということです。)
★ポイント2
"I won't be able to come to the university as often as I used to. If I'm in the campus, can you treat me as usual? Not as a sick cat."
「俺はもう前のようにここへは頻繁に来ることはできないだろう。もしも俺が大学に来ていたときは、またいつものような対応をしてくれないか? 病気をしている猫じゃなくて。」
If I'm in the campus, can you treat me as usual? は、「もしも私が大学内にいたら、いつものように対応してくれませんか?」という意味です。
このように Can you ~? は「~をしてくれませんか?」というように、相手に対して「依頼」をするときに使うことができます。
「can」が「could」になると、もっと丁寧になります。
Can you help me?
(手伝ってくれませんか?)
What were you talking about?
(何のことについて話していたのですか?)
I can't say that.
(それは言えません。)
Can you tell me that?
(それを教えてくれませんか?)
I made a cake at home yesterday.
(私は昨日家でケーキを作りました。)
How was it?
(どうでしたか?)
It was delicious.
(おいしかったですよ。)
Oh, could you bake a cake for me next time?
(それは、今度は私のために焼いてくれませんか?)
Okay. But could you bring ingredients of the cake?
(いいですよ。でもケーキの材料を持ってきてくれませんか?)
★ポイント3
"… I know what you mean, but …"
「...。いいたいことはわかったよ。けれど...。」
I know what you mean, but ~ で、「私はあなたの言いたいことがわかります。けれども~」という意味で使うことができます。
「~」には「主語+動詞」の普通の文をおきます。
I know what you mean で「言いたいことがわかります。」と言っておいてから、but ~ で自分の意見を言います。
I want to take two job interviews. But the two exams are on the same day.
(私は2つの面接試験を受けたいです。けれども2つの試験は同じ日にあります。)
I know what you mean, but you have to choose one job interview.
(あなたの言いたいことはわかりますが、1つの面接試験を選ばないとなりませんよ。)
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