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英語喫茶基礎からの英語学習>仮定法wishとas if Day77



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Day 77

仮定法wishとas if

 今回は仮定法の続きになります。
 wishやas ifとともに使う仮定法の用法についてです。

基礎からの英語学習-1項目目

「wish」(~ならいいのに)


   「wish」は「~をしたい」や、「~を希望する」という意味です。
 この「wish」に仮定法過去を使って現在の時点の仮定や、現在の時点において可能性のない希望を表すことができます。

 I wish I were a bird.(私が鳥ならいいのに。)
 I wish it was true.(それが本当ならいいのに。)
 I wish I had a driver's license.
 (車の免許を持っていればよかった。)

 上の例は、現在の時点の実際には起きていない仮定を表しています。


 仮定法で使う「be動詞」の過去形は人称に関係なく「were」を使います。
 しかし、三人称単数には「was」を使うこともできます。したがって、上のように「I」には、「was」ではなく「were」を使いますが、「it」には「was」を使っています。


 また、「主語+過去完了の形」(仮定法過去完了)を「wish」に使うことができます。
 この場合、過去の時点の仮定や、過去の時点において実現できなかった希望を表すことになります。

 I wish I had bought the book.
 (その本を買っていたらよかったと思います。)
 She wishes she had married.
 (彼女は結婚しておけばよかったと思っています。)


 「wish」には「実現の可能性があまりない」という意味がありますが、可能性を希望するところから仮定法が使われます。


 「wish」と同じような意味で「hope」があります。
 しかし、これには仮定法を使いません。それは「hope」が、「実現の可能性」があることを意味として含んでいるからです。
 そこで「hope」は仮定の意味ではなく、単なる希望や期待をあらわします。

 We hope you teach us English.
 (私達に英語を教えてほしいと思っています。)
 I hope to see you again.
 (もう一度あなたに会いたいと思っています。)


 ところで、仮定法では、時制の一致が起こりません。
 それは「仮定」を表すところから、一方の動詞の形(主節の動詞)ともう一方の動詞の形(従属節の動詞)の間は、時間的に何の関係もないからです。

 I wish you were here. → I wished you were here.

 (時制の一致については基礎からの英語学習Day50を参照してください。)








英文法の休息







基礎からの英語学習-第2項目目

as if(まるで~のようだ)


   「as if」または「as though」は、「(実際にはそうではないかもしれないけれど)まるで~のようだ」という意味で使うことができます。
 そして「as if」または「as though」の後が、もう一方の動詞の形(主節の動詞)が表す時間と同じなら、仮定法過去を使います。しかし以前の時点ならば、仮定法過去完了を使います。
 次は仮定法過去と仮定法過去完了を使っている例です。日本語訳を比較してみてください。

 I felt as if he were in a dream.
 (私は彼が夢を見ているような気がしました。)
 I felt as if he had been in a dream.
 (私は彼が夢を見ていたような気がしました。)

 上のように、1例目の as if の過去形「were」は、「felt」と同じ過去の時点であることを意味しています。
 しかし 2例目のように、as if が過去完了の形である had been では、「felt」が意味する過去の時点よりも、さらに以前の過去の時点であることを意味しています。

 次も同じように比較しています。as if の後の過去形と過去完了の形について、それぞれの日本語訳に注意してみてください。

 He talked as if he knew everything.
 (彼はまるで何でも知っているかのように話しました。)
 He talked as if he had known everything.
 (彼はまるで何でも知っていたかのように話しました。)


 「as if」の後に仮定法を続けない場合は、単なる「状況」を表します。
 これは「It seems that」に近い意味になります。(基礎からの英語学習Day46を参照してください。)

 She teaches us English as if she doesn't know how to teach.
 (彼女は私達に教え方を知らないような方法で英語を教えます。)


英語学習の参考として、時間があるときに読んでみてください。

If it were not for(もしも~がなければ)について




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題1
wish の仮定法について
問題数:4問

選択式問題の解説

基礎からの英語学習-確認問題2
as if の仮定法について
問題数:2問

選択式問題の解説


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習-記述式練習問題1
wish と as if の仮定法について
問題数:5問

記述式問題の解説

 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





英語の wish と as if の仮定法 基礎からの英語学習77日目カット  






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