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関係代名詞とは、who、which、what、that、whoever、whichever、whateverのことをいいます。このうち先行詞を含むwhat、whoever、whichever、whateverは、複合関係代名詞といいます。
関係代名詞とは、簡単にいうと、2つの文を1つの文にするために用いられます。
このとき一方の文はもう一方の文の名詞を説明しますが、この名詞を先行詞といいます。
そして先行詞が「人」の場合に、関係代名詞にはwhoを用います。
※whoは先行詞が「人」で主格になる場合に用います。
関係代名詞のwhoは語形の変化をします。先行詞が主格になる場合はwhoを用いますが、先行詞が所有格になる場合はwhoseを用い、先行詞が目的格になる場合はwhomを用います。
詳しくは関係代名詞とは?を参照してください。
関係代名詞のwhoの例として、次の例を見てください。
I know the woman who is playing the violin.
上の例 は「私はヴァイオリンを弾いているその女性を知っています。」という意味の文ですが、これは次のように2つの文を一緒にしています。
(1) I know the woman.
(2) She is playing the violin.
(2)のSheは、(1)のthe womanのことです。そこで(2)は、(1)のthe womanについて説明している(限定している)文ということになります。
そしてこの(1)と(2)を一緒にするために、関係代名詞を使っていきますが、ここで(2)のSheは「人」であることから、関係代名詞にはwhoを用いて置き換えると、最初の例ができあがってきます。
上の例のI know the woman who is playing the violin. のwhoから始まる後ろの部分(これを関係詞節といいます)は、the womanのことを限定しています。
このとき限定される名詞句を「先行詞」といいます。この場合はthe womanのことです。
例文の意味では、「女性の中からヴァイオリンを弾いている女性」というように、その女性のことを限定させるために関係代名詞を用いています。
a. I need a friend who speaks English.
(私は英語を話す友人がほしいです。)
b. There are people who work at a department store.
(デパートで働いている人達がいます。)
c. The man who is wearing a black shirt is a manager in this hotel.
(黒いシャツを着ているその人は、このホテルの支配人です。)
aは、I need a friend.だけなら、単に「友人がほしい」という意味になります。
関係詞節の who speaks English は、先行詞のa friend についてその意味を「限定」し説明を加えています。
また、関係代名詞の動詞の形は、先行詞に合わせます。
bの関係詞節であるwho work at a department storeは、先行詞であるpeopleのことを限定しています。関係詞節の動詞であるworkは、先行詞のpeopleに合わせているので語尾に「s」がつきません。
cの関係詞節はwho is wearing a black shirtです。そしてThe manのことを限定しています。
※thoseにwhoを続ける形で、「~をする人達」という意味で使うことができます。
この場合のthoseはthose peopleという意味になります。
Those who came late to school were scolded by the teacher.
(学校に遅刻した人達は、先生に怒られました。)
Those who want to stay here may do so.
(ここにいたい人達は、そうしてもいいですよ。)
※関係代名詞の詳細は、次で解説しています。
who 関係代名詞その1
whose 関係代名詞その2
whom 関係代名詞その3
which 関係代名詞その4
which(主語に対して) 関係代名詞その5
which(目的語に対して) 関係代名詞その6
which(所有に対して) 関係代名詞その7
that 関係代名詞その8
that が主に使われる場合 関係代名詞その9
what(複合関係代名詞)
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