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 that 関係代名詞(その8)

 関係代名詞は先行詞が「人」か「事物」、または主格か所有格か目的格、によって用いることができる種類が異なります。
 用いることができる関係代名詞と先行詞の関係については、関係代名詞とは?を参照してください。

 ここでは関係代名詞のthatについて解説をします。
 先行詞が「人」で主格の場合はwho、先行詞が「事物」で主格の場合はwhichを関係代名詞として用いることができますが、thatは先行詞が「人」でも「事物」でも主格の場合に関係代名詞として用いることができます。
 また先行詞が「人」で目的格の場合はwhom、先行詞が「事物」で目的格の場合はwhichを関係代名詞として用いることができますが、thatはどちらにも用いることができます。
 つまり関係代名詞のthatは先行詞が「人」であっても「事物」であっても、また先行詞が主格であっても目的格であっても用いることができます。
 ただ、先行詞が所有格の場合は用いることができません。

 関係代名詞thatは、先行詞が「人」でも「事物」でも用いることができ、口語においてはthatがよく用いられます。
 それでも先行詞が「人」の場合で、thatとwhoの2つを比較した場合では、whoのほうがよく用いられています。

 a. She is the woman that teaches English at university.
  (彼女は大学で英語を教えている女性です。)
 b. She is the woman who teaches English at university.
  (彼女は大学で英語を教えている女性です。)

 上の例でaはここで解説しているthatを関係代名詞として用いています。
 bはthatの代わりにwhoを関係代名詞として用いています。
 文としてはaとbのどちらも成立していますが、先行詞が「人」であることから用いられるのはbの文が多いことになります。
 次も関係代名詞thatを用いた例です。

 c. The car that I bought last year was inexpensive.
  (私が去年買ったその車は高くはなかったです。)

 上のcは、先行詞が「事物」で目的格の場合です。
 関係代名詞はthatの代わりにwhichを用いることもできます。


※関係代名詞として主にthatが用いられる場合があります。この用法についてはthatが主に使われる場合を参照してください。


※関係代名詞thatは非制限用法としては使うことができません。通常は制限用法として用いられます。
 関係代名詞の制限用法と非制限用法については、制限用法と非制限用法を参照してください。




※関係代名詞の詳細は、次で解説しています。

who 関係代名詞その1

whose 関係代名詞その2

whom 関係代名詞その3

which 関係代名詞その4

which(主格に対して) 関係代名詞その5

which(所有格に対して) 関係代名詞その6

which(目的格に対して) 関係代名詞その7

that 関係代名詞その8

that が主に使われる場合 関係代名詞その9

what(複合関係代名詞)








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